保険対象リフォーム工事とは

自宅のリフォーム工事にも、瑕疵保険の対象になる工事があることをご存じでしょうか。

住宅瑕疵保険ときくと、「新築だけでしょう?」と思い込んでいる方も少なくないかもしれません。この記事では、リフォーム工事瑕疵保険についてご紹介します。

リフォーム工事瑕疵保険とは、リフォーム工事を行ったとき、業者が工事した箇所の瑕疵対して、業者が瑕疵担保責任を履行するための保険です。

しかし、どのようなリフォームでもリフォーム工事瑕疵保険に加入できるわけではありません。保険の対象になるリフォーム工事はいくつかの条件を満たしている必要があります。

  • 新築住宅ではないこと
  • 増築工事を含まないこと
  • 管路、または設備の解体・撤去・分解または片づけを対象とする工事でないこと
  • 災害などの片づけや清掃を対象とする工事ではないこと
  • 設計施工事基準に適合する工事であること
  • 耐震リフォームの場合は、新耐震基準に適合していること

支払われる保険金の種類は以下です。

  • 瑕疵を補修するために必要な材料費、労務費、その他の直接修補に要する費用
  • 補修が不可能な場合は損害賠償金
  • 保険の請求に必要な手続きを行うために要した費用
  • 保険の請求金額を確定するために調査に要した費用
  • 保険対象リフォーム工事を実施した住宅を修補する期間中、自宅に住めなくなった場合の宿泊や、住居賃借、転居に要した費用

金額は、対象の工事の請負金額によって変わります。

しかし瑕疵があっても、地震などが原因で発生した火事や損壊、発注者が提供した材料の瑕疵などが原因の瑕疵をはじめ、対象外になる要件もありますので、契約のさいはしっかりと確認しましておきましょう。